2017/07/20
カードアート展も無事終了いたしました。
どうなることかと少し不安もありましたが、思いのほか多くの方々に
来場していただけて、うれしかったです。
ご来場くださった皆さん、どうもありがとうございました。
いつもながら、カルドファンの皆さんて、いい人ばかりですよね。ステージイベントも暖かい目で見守っていただけて、本当に助かりました…。
私に関して言えば、大失敗こそしませんでしたが、緊張丸出しでお恥ずかしい限りです。あらじさんとのコーナーでは、やや暴走気味だった気もしますし(うぅぅ…)。
まあ、でも、あらじさんや、加藤さん、中井さんとも久々にお話もできたりと、
良いこともあったので、結果オーライということで…。
ともあれ、来場してくれた皆さんには、カルドDSの良さを分かってもらえたんじゃないかなと思います。
ついでに、ぜひエバンジェリストになってもらって、来られなかった人にもその良さを伝えていただけたら…なんて。
パイロマンサー
今回は新カードのうち、既にお披露目されている一枚について、詳しくご紹介します。
(その他のカードについても、ぼちぼち各ゲーム誌さんで紹介される予定ですので、そちらもお見逃し無く!)
カードデザインに関しては、久々の純然たるデザイナー・マターなので、ノートを書くテンションも上がりますね。
ST30 MHP50
使用魔力70
アイテムを使用しない場合、ST=30の巻物攻撃:相手が攻撃成功した場合、戦闘終了時、ST=20、MHP=30
今回、火水地風の四属性の中では、火属性のみ新カードが2枚追加されています(他の属性は1枚です)。
これは、PS版のバンディクートが抜けて、他の属性より一枚数が減ってしまっているためです。
バンディクートも魅力的なカードでしたが、パイロマンサーはそれを補って余りある強さを持っていると思います。
今回の新カードたちは、既存カードの調整では取りきれなかったバランスの穴を塞ぐ役目も負わされています。
PS版のバランスでは「デコイ、アンシーン、グレムリンなど一部クリーチャーの強さ」と、「スペルブックの強さ」が気になっていました。
パイロマンサーは、この穴を塞ぐ大役を担ってくれています。しかも、2つとも!
まずは「アイテムを使用しない場合、巻物攻撃(=地形効果を貫通し、通常攻撃無効化では無効化できない攻撃)を繰り出す」能力。
この攻撃は、デコイ、アンシーンによって攻撃を反射されたり無効化されません。戦闘で倒しにくかったこれらを容易に倒すことができるのです。
また、貫通の30ダメージによって、高レベル領地のグレムリンを倒すことすら可能です。
ついでに、これまた人気のあった「反射・無効化アイテム」「アイテム破壊アイテム」に対しても、プレッシャーをかけることになるでしょう。
まあ、ここまでは2nd版のソーサラーとほぼ同じ能力なだけ、とも言えますが、パイロマンサーにはソーサラーには無い美徳があります。
それは、基本能力値の「ST30、MHP50」という部分です。
HP50というのは、ちょっとやそっとのスペル攻撃では破壊できない大きさです。そう、パイロマンサーはスペルブックにも強いのです。
しかも、カードを使用するための魔力はたった70G!同じ基本能力を持ちながら、なんの特殊能力も持たないドワーフと同じお値段なのです。強くて安い!どーです、お客さん?(TVショッピングみたいだ…)
…まあ、そんなうまいだけの話は無いわけで。
パイロマンサーの2番目の能力は、簡単に言うと「戦闘でダメージを受けたら、サイズが小さくなる※1」ということです。
しかも、単にダメージでHPが下がるのと異なり、MHP自体が下がってしまうので、回復スペルなどで50に戻すことはできません。戦闘で守勢に回ると、ちょっと心もとない。殴り合いは苦手な人なんですね。
ただ、「スペルブック対策」という視点で見れば、このマイナス能力もさほどの弱点にはなりません。
そもそも「スペルブック」には、クリーチャーはほとんどいないはずなので、このマイナス能力が発動する機会もほとんど無いはずです。
得手・不得手はありますが、総合的に見れば、パイロマンサーは「強い」クリーチャーだと思います。
歴代のシリーズにおいて、火属性は弱かった感がありました。火属性の特徴は「基本能力、特に攻撃力が高い」などと言ってはいますが、他の属性の特徴に比べ今ひとつインパクトが無く、スター選手がいなかった…ような気がしていました(あ、オールドウィロウがいるか…)。
それで今回、既存カードも含め、火属性に若干強めの調整を施しました。パイロマンサーの強さもその一環です(もう一枚の新カードも、そこそこ強いんじゃないかと思います)。
ということで、今回の火属性は「スター選手はいないが、そこそこ使える選手が多く、粒ぞろい」という感じになったように思います。今回、火属性がちょっと強めになってる…かも?
(いつもの事ですが、私の予想は間違っていることも多いので注意!)
※1 厳密に言うとこの能力は、どんなダメージでも発動するわけではありません。テキストどおり「相手が攻撃成功した場合」に限ります。これがどういう意味であるかは、実際のプレイで確かめてみてください。