2017/07/20
先週の金曜日、2009年10月16日は、カルドセプトDS発売一周年でした!
(もうちょっと先だったと勘違いしてました…。一年って、早いものですね…)
Wi-Fi対戦は(さすがに発売当初には比べられませんが)、今でも多くの方々にプレイしていただいているようで、うれしいです。
皆さんのやり込みのおかげで、いろいろなことが判りました。
有効な戦略、人気のカード、属性のバランスなど…。
このような知見も浸透して、スタンダードな環境では、定石的も固まってきたんじゃないかと思います。
こちらとしては、突飛なランキングルールで、その定石をかきまわしたりしているわけですが…。
一年経ってみて、ようやく判ってきたこともあります。
セプターポイントと称号についてです。
セプターポイントの上昇率(計算式)の設定に関しては、開発当時、暗中模索状態でした。
各セプターが、平均的に毎日どれくらい対戦するのか、どれくらいの期間続けるのか…。
最終的に今の値に決まったのも、「ええい、きっとこんな感じだろう」と、勢いもあったように思います
実際にはどんな感じなのでしょう。
WiFi対戦参加者のデータから、現在のポイント分布を見てみました。
当然ながら初期得点である1000Pts台の人数が一番多く、あとは徐々に下降しています。
だいたい10000Ptsくらいでかなり人数が減り、20000Pts以降はほぼひとケタ代になります。
20000Ptsといえば、称号では「アーチセプター」ですね。
つまり、アーチセプター以上の称号を持つ人は、かなりエリートであると言えます。
称号の最高位は「ジ・アルトラ」。ポイントは、上限の35000Ptsです。
これはある意味隠し称号のようなものなので、事実上の最高位はひとつ下位の「アルティメット」と言っても良いかもしれません。
ここまで達しているセプターは、ほんの一握りですね。
実際、開発当初のバランス想定としても、発売後早々上限に行きついてもらっては困ると考えていました。
なんなら、一人も達しないくらいで良いとも。それくらい厳し目の設定ではあったのです。
その点では、想定通りと言っていいでしょう。
でも、今や一年ですからね。
それを考えると、もうちょっとゆるくても良かったのかな、と反省しています。
(まずは一年もプレイを続けてもらっていること自体が、ありがたい話なんですけどね)
今となって思うと、ポイントのシステム自体にも考慮すべき点があったかもしれません。
カルドセプトDSは、WiFiでお手軽にネット対戦を楽しめることになるということで、とにかくWiFiをセールスポイントと考えました。
ポイントや称号は、WiFiだれでも対戦に参加することを前提にした設定になっています。だれでも対戦で得られるポイントが、全ポイントの中で大きな位置を占めているのです。
シングルでゲームを続けていても、カードとメダルのポイントが上限に達してしまうと、もうそれ以上は上がらなくなってしまいます。
これは、シングルプレイヤーにとってちょっと配慮が無かったかもしれません。(ポイント欲しさにWiFi対戦にデビューしてもらえるなら、本望なのですが)
もっとも、ポイントは単純に上げれば良いもの、とも言い切れません。
WiFi対戦では、ポイントを元にマッチング相手が選ばれるので、高いポイントであるほど、強力な相手と戦う可能性が高くなり、勝つのは厳しくなっていきます。
シングルプレイヤーとしてはうれしいだけのポイント上昇も、WiFi対戦プレイヤーにとっては不利な状況をも作りかねないわけです。
(まあ、今参加してくださっている方々は、相手のポイントが高いか低いかなんて、もはや気にしてないと思いますけどね)
現在のポイントシステムも、これはこれで悪くは無いものだとは思っています。
しかし、もし次回があるなら、ポイントのシステムは、色々な視点から考えてもうひと工夫したい…とも思っているところです。
P.S.
一周年に当たって、何人かのセプターの方々からお祝いメールをいただきました。
みなさん、どうもありがとうございます!
今後の励みにさせていただきます…!