カードコンボ紹介

time 1997/10/30

カルドセプトには、さまざまなカードが登場する。あからさまに強力なカードもあれば、なかには一見して使えないと思わせるようなカードもある。カードの持つ意味。それは、あなたが、ルールを把握し、ゲームの場数を踏むごとに、変化していく。はじめは使えないと思っていたカードも、ある局面ででは、とても有効に働くことを発見するかもしれない。また、強力だと思われたカードが意外に使いにくいと思うかもしれない。

さらには、一見関連の無いカードたちを微妙な比率で組み合わせることによって大きな効果をうることができるようになるだろう。

ここでは、そのカードのほんの一部を紹介しよう。

攻撃力の高いクリーチャー＋ウイングブーツ（Ｉ）

土地に配置されたクリーチャーを敵の攻撃から守るためには、防御アイテムを使うのが普通だが、これは、「攻撃によって守る」という戦法。攻撃力の高いクリーチャーはウイングブーツ（先制を得る）を付けることによって、ダメージを与えられる前に敵を倒すことができる。逆に、先制を持つクリーチャーであれば、武器アイテムを付けることによって同様の効果を得ることができる。どちらも敵の意表を突き、敵のクリーチャーカードを失わせることができる。

先制能力クリーチャー＋支援効果

前述の方法はアイテムを使うため、回数が限られる。こちらの方法は、先制能力を持つクリーチャーのいる領地の周囲を自分の領地で固めるというもので、両隣が自分の領地になれば、先制クリーチャーは常にST＋２０され、敵を倒しやすくなる。こちらの方法は、一度できてしまえば安心だが、この状態にするまでがなかなか大変。移動系のスペルを併用するなどして地道に行う必要がある。また、こちらの方法は、戦闘前にだいたい結果が分かってしまうので、あまり敵の意表を突くことはできない。

援護クリーチャー＋無属性クリーチャー

援護クリーチャーは、クリーチャーカードを武器・防具アイテムとして使うことができる。しかし、クリーチャーはアイテムに比べ使用魔力が高いので、使い過ぎでジリ貧状態に陥ることもある。無属性のクリーチャーは配置するには心もとないが、安上がりのいいアイテムとして使うこともできる。ゴブリン（使用魔力１０Ｇ）でも、ＳＴ＋２０　ＨＰ＋３０の、優秀アイテムになる。

毒クリーチャー（又はポイゾンミスト（Ｓ））＋ゴブリン（Ｇラット）（Ｃ）

地形効果の上がった土地は、地形効果以上のダメージを与えられない限り、クリーチャー本体にダメージを与えることはできない。しかし、毒によるダメージは、戦闘毎に本体HPを減らして行く。敵にやられるのを承知の上ゴブリンで攻撃をしかければ、たとえ地形効果にはばまれたとしても、敵はHPを減らすことになる。こちらはたかだか１０Gの損失。これをくりかえせば、いずれ敵クリーチャーは死ぬだろう。

パーミッション（Ｓ）＋リコール（Ｓ）

パーミッションは、全ての砦を通ったことにするスペル。リコールは城へ戻るスペル。説明するまでもなく、一瞬で周回ボーナスをもらうことのできる組み合わせである。さらに、この組み合わせの「周回数を増やす」部分に着目し、マナ（Ｓ：周回数×５０Ｇを得る）、マミー（Ｃ：倒されると周回数×５０Ｇを使用者に与える）に利用しても良い。

城へ到着直前の敵セプターにリコール／城に停まってアポーツ

ボーナスの判定は、実は「自分のターンに城に着いたとき」行われる。つまり、リコールで戻されたセプターは、もう一度城を踏まないとボーナスはもらえない。マップによってはもう一周しなければならないという恐ろしい技である。同様に、城の真上にアポーツで呼ばれた場合も、もう一度城を踏まなければボーナスをもらえない。（多用すると嫌われます（笑））

マイン（Ｓ）＋スロウ（Ｓ）

マイン（最初にこの場所に止まったものは５０％魔力を失う）を仕掛けた土地に近づいたセプターにスロウ（ダイスの目を３ラウンド１～３にする）をかけると、マインの土地に停まる確率が増える。ホーリーワード１（ダイスの目を１にする）などと組み合わせるとさらに確実。これは、通行料の高い土地に近づいた敵セプターにも応用できる。