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大宮にあるから大宮ソフト

なんか、DCについて色々騒がしいようだけど、まあ、関係ないかな。我々は良いゲームを完成させる、それだけですよ。幸いカルド2はかなり良いものに仕上がりつつある(いや、個人的見解ではあるが、しかし、自信を持ってそう言える)。楽しみにしててください。

さて、前回・前前回とルール変更点について述べてきたが、今回はその続きとして、もっと細かい部分の変更点について述べてみたい。今ひとつ話題性にも面白みにも欠ける内容だが、広報戦略に影響ないと思われる話題のみをチョイスしているので、こちらも苦しいのである…。

まずは、「砦を通過すると砦ボーナス(固定額でだいたい100G)をもらえる」。これは、ゲーム誌記事を読んだ方ならすでに気付いていると思う。もちろん、ボーナスをもらえるのはその砦を初めて通過した時のみだ。この意図はどこにあるかというと、まず、魔力ダメージ系の効果を緩和すること。前作では、周回ボーナス直後に魔力ダメージ(ジャッジメントやドレインマジック、マインなど)を食らうと被害が大きすぎて、その後の周回がとても辛いことになった。砦で魔力が得られれば、とりあえずの運営資金だけは回復することができるし、ボーナスが城+砦に分割されてもらえるようになったようなものなので、一度に失う額そのものも少なくて済む。また、一度にもらえる額が少ないと言うことは、高コストのカードを使用しにくくなったということでもあり、序盤の暴走を抑制する働きもある。ついでに言えば、私のような後のことを考えずに魔力を使い切る人間にとっては、それをコントロールしてくれる働きもあるのでありがたい(笑)。もっともこれにより、前作にあった「砂漠でオアシスを探すようなヒリヒリ感」は減ってしまったので、好みは分かれるかも。

次に「表記関係の一部変更」。その一つはスペルの分類が変わったこと。従来の分類法はあまり意味を持たなかった。今回も大きくゲームに関わることは無いのだが、よりスペルの性質を表現した分類法になったと思う。今回、スペルは「単体瞬間/複数瞬間/単体呪い/複数呪い」の4種に分類される。「単体/複数」というのは、スペルの効果範囲を表す。「単体」は基本的に一つの対象を選ぶ必要があるものを指し、「対象にならない」能力で避けられる。「複数」は一度で複数に効果のあるスペルだ。また、「瞬間/呪い」というのは、効果期間を表す。「瞬間」はマジックボルトのように瞬間的に効果を発揮して残らないもの。「呪い」というのは以前「継続効果」と呼ばれていたもので(これも表記変更かな?初心者に分かりにくい用語だと思ったので)、吹き出しが付くスペルだ。この分類を行ったので、カーテキストにいちいち(継続)などと書かなくて良くなった(実際には、これらはカード上ではアイコンで示されるので、呼称はあまり意識する必要は無いんだけど)。

もう一つの「表記変更」は、かなり細かいことだが、アイテム分類「スクロール」が「巻物」になった。これは、分かりにくかったのと「武器、防具、道具」が漢字二文字表記なのでそれに合わせた、というのが理由だ。これでもう「スペル」と「スクロール」を混同する人はいなくなるだろう(もとからいないか?)。

しかし、本当にどうでもいい話(その割に長い)でしたね。ここまで読んだあなたはエライ!

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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