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カルドセプトDSはPS版をベースにしているので、カードラインナップについてもPS版をほぼ踏襲しています(※注)

しかし、PS版(というか1st)のカードラインナップは、今考えるとあまりバランスが取れていたものとは言い難い。これは以前にも書いたとおりです。
それで、既存カードについては「今回も」大幅な見直しと改定を行うことにしました。

「今回も」…というのは、カルドセプトではSS版からPS版への移行の時から、既存カードの内容改定が行われているからです。

昔は、カードの名前を変えずに内容だけ変えることに少し抵抗感がありました。

カルドセプトはリアルTCG(紙のトレーディングカードゲーム)の流れを汲んでいるのですが、それらでは「内容を変えたい場合は新しい名前のカードとして追加する」という暗黙のルールがあったように思います。(古いカードを持っている人との間で混乱がおきますからね)
なので、当時は少し反則をしているような気になったりもしたのです…。

コンピュータTCGが普通になった今では、バランス調整のためにカードの能力やパラメータを変えることも、日常的に行われてますよね。ちょっと神経質すぎたようです。

閑話休題…。

PS版→セカンドでも、大幅な調整が行われました。セカンドに残すことになったカードで「使えない」レベルにあったカードのほとんどは、何とか「使える」レベルにまで調整されていると思います。以前書いた「エクスプロード」のヘロヘロ具合なども、ここでようやく使えるレベルに修正されました。

なら、セカンドに引き継がれたカードには、同じ変更を行えばOKじゃないか!?
…と、単純には考えられないんですね、これが。

セカンドでは、カードの大幅な追加が行われています。1st残留カードのバランスは、追加されたカードのことも考えに入れた上で調整されました。強すぎるカードも「XXカードが対策として使えるから、このままでいいや」とか、弱いカードでも「XXとコンボとして使えるからいいや」というように、他との関連性からゆるい調整に留められているものも多かったのです。
一方、DS版にはそれらセカンドで追加されたカードが存在しないので、それらをあてに調整することはできません。

また、セカンドではセカンド特有のカード能力がいくつか追加されましたが、その中に「復帰(使用後、手札やブックに戻る効果)」というものがあり、弱いカードのいくつかには、それを付加することで調整したものもありました。
DS版ではポリシーとして、セカンド以降の新規キーワード能力は追加しないことにしています(せっかくの分かりやすいカードラインナップが、複雑化してしまいますからね)。
ですので、この方法での強化も行いませんでした。

それで、DS版では改めてセカンドとは異なる視点で再調整を行うことになったのです。
今回の調整では、おなじみのカードの中にも、かなり大胆な変更を施されたものがあります。DS版のカードラインナップは、SS、PS版をプレイした方だけでなく、セカンドをプレイした方にも斬新に思ってもらえるんじゃないでしょうか。

その具体的な内容についてですが…長くなってきましたので、今回はこれで。
近々それらについても触れてみたいなと思いますが…情報公開タイミング的にはどうかな…??

※注 完全にPS版と同一ではありません。1枚、PS版のカードが除外され、SS版の別のカードが復活しています。SS,PS版をプレイした方なら、ご推察のとおり(笑)。

(2008.1.15 神宮)

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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