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前回も書きましたが、ランキングルール設定は、直球にすべきか、変化球にしようか、色々悩みます。

そんな中、2008年8月後半の「道具禁止」は、変化球としては、まあ良い感じにバランスが取れたかなと思うのですが…楽しんでいただけたでしょうか?

私的には、この環境でどんなカードが使用されていたのか、気になる所でした。

「2009/ 8月後期 道具禁止」全カード使用率ランキング上位20※
順位カード名
1パーミッション
2ホーリーワードX
3ヘイスト
4ホープ
5ドレインマジック
6リバイバル
7マジックシールド
8カタパルト
9フュージョン
10マナ
11リフォーム
12クレリック
13リンカネーション
14ランドプロテクト
15ファルコンソード
16チャリティ
17パイロマンサー
18ニンジャ
19フライ
20シャッター

今回は、スペルとクリーチャーに関してはノータッチなので、これらの上位にはほとんど変動はありません。

で、注目のアイテムに関してですが…
本来「グレムリンアムル」や「カウンターアムル」「エンジェルケープ」等が入っていた部分に、今まで見られなかったカードたちがランクインしています。

まず、7位「マジックシールド」。これがアイテムの筆頭に来るとは、面白いですね!
防御用のアイテムですが、HP増加能力に関してはHP+30でチェインメイル程度と、ちょっと心もとない感じです。
しかし、やはりグレムリンアムルの無い環境では、巻物攻撃…特に9位にランクインしている「フュージョン」が怖い。
これに対抗する手段としての選択なのでしょう。

次は、8位の「カタパルト」。
ST+30、HP+30、使用魔力70G。それぞれの増強度はそれほどでもなく、コストは高めという感じの武器アイテムなのですが…。
STとHPを同時に上げてくれて、攻防ともに使えるというのは便利です。これを入れるだけで、アイテムに割くカードスロットを減らすこともできます。私も昔は良く使いました。
さらに、「武器」という所も良いですね。そこそこ数のいる「防具」の使えないクリーチャーは、これまで「道具」に頼っていたわけですが、それが使えない環境では、防御用アイテムとして頼れる選択肢の一つになりますね。

9位の「フュージョン」はいつもお馴染みなので飛ばして…

15位は「ファルコンソード」。先制の付くST+20の武器です。
私も、カルド黎明期には良く使った、当時はなかなか強いと思ったカードですが…最近はあまり見かけませんでした。
攻撃力+20は、侵略に使うにはかなり寂しい能力です。
しかし、これも防具の使えないクリーチャーにとっては、防御用アイテムとして頼れるものになります。攻撃される前に、先に相手を倒してしまえば良いという発想ですね。

次に、アイテムのみの使用率ランキングを見てみましょう。

「2009/ 8月後期 道具禁止」アイテムカード使用率ランキング上位15※
順位カード名
1マジックシールド
2カタパルト
3フュージョン
4ファルコンソード
5プレートメイル
6オーディンランス
7チャーム
8アースシールド
9ウィンドシールド
10ヘルブレイズ
11ファイアーボルト
12ウォーターシールド
13マサムネ
14バックラー
15クレイモア

実際の所、使用率は上位3位までにかなり集中していて、15位あたりでは趣味の領域に入りつつある気もするので、ランキングも15位までにしてみました。

4位までは、先程の通り。

5位は、「プレートメイル」。HP+50で、防具としては最大の増強度です。
やはり、無効化亡き後、防御で頼れるのはこいつ…という感じですね。
ただ、やはりHP上昇だけで守り切るのは不安なのか、単純HP増加防具は、15位以内では他にありません。

むしろ8位のアースシールドや、14位のバックラーなどの、条件無効化系のシールド類が人気のようです。(4属性の中では、ファイアーシールドだけ15位内にランクしていないのが、世相を語っている…)

6位には「オーディンランス」が入っています。ST+50、HP+10という最強武器。
こちらも、侵略を念頭に置くなら、選択肢に入りそうなカードです。
続いて13位には「マサムネ」、15位には「クレイモア」とST50シリーズがランクインしています。
この3つは、コストなどと照らし合わせて、お好みで…という感じでしょう。
無効化/反射が少なくなった分、今回のルールでは使いやすくなってますね。

攻撃手段としては、武器の他にも7位「チャーム」、10位「ヘルブレイズ」など巻物勢もランクインしています。このあたりも、「マジックシールド」の使用率が高いことと関連が見えそうです。

アイテムランキングを見ると、今まであまり目立たなかったカードが上位に来ていたりして、意表を突いた結果のようにも見えます。

しかし、ここ数カ月のアイテム使用率推移をみると、実は今まで全く使われていなかったようなカードというのは無く、道具カードが無くなった分スライドして上位に移ったというパターンが多いようでした。
例外的な急上昇を見せたのは、「マジックシールド」や「プレートメイル」くらいで、「カタパルト」あたりは、もともと使っている人もそれなりに多かったカードです。

これまでの「実績」というのが重視されて、選ばれていたようですね。

いや~、色々なことがわかって、私的には面白かったです。
たまにはこういうのもいいでしょう?

そのうち、「使用率上位スペル禁止」とか…どうですかね?
ちょっと分かりにくいというのが、欠点か…。
(それ以前に、調子に乗り過ぎるな、という話も…)

(2009.9.2 神宮)

※ 表データは、ランキングフロアで使用されたカードの種類を集計しており、枚数は考慮していません。1回の使用枚数が1枚でも4枚でも、1回使用としてカウントしています。

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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