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大宮にあるから大宮ソフト

いよいよ2002年公式全国大会の予選が各地で始まりましたねー。それに連動し、11/9には本大会出場権をかけた「ファミ通カップ」が行われた。大宮ソフトのスタッフもご招待いただき、熱い戦いを目の当たりにしてきた。

我々が会場に到着したのは、予選の一回戦終了間近というあたりだった。その場の対戦を見てまず気が付いたのは、地水火風が全て使われていたことだ。DC版では風を使うセプターはほとんどいなかった。そこでPS2では、新カードやいくつかの数値変更によって風を強化したつもりではあったが、実際に使われるかどうかは未知数だった。また、火に関しては逆にPS2でのメリットはほとんど無いと言われている(いや、潜在的にはけっこう強いカードあると思うんですけどね)ため、使うセプターがいるかどうか不安だった。まあ、予選マップはマルセスブルクなので、火と地が若干有利ではあるし、今回だけ特に火をチョイスした、というのもあるかもしれないが。まあ、とにかく、よかったよかった。

予選一回も終了し、決勝メンバーが決まった。今回は3組の対戦が行われ、それぞれの勝者が本大会に出場できる。そのため、試合の様子はそれぞれの組を少しずつ見る感じになり、一貫したゲームの流れは追えなかった(大型モニターに、3つの画面を切り替えながら映していた)。しかし、見られた範囲だけでもけっこう山場は多かった。

開始から30分弱(くらいかな?)で、1組が早々に決着。さすがマルセスブルク、決着が早いな・・・と思っていたのだが、続く2組の決着がつくまでにはそこから倍ほどの時間がかかったのだった。やはり、試合展開やブックによって、かかる時間はずいぶん違う物だなと実感。
画面が切り替わると、2組目の盤面は高額土地がいくつも出来上がり、踏んだり踏まれたりで大変なことになっていた。ここは僅差の試合展開であったためか、一組目より多少時間はかかったが、それでも順当な時間で終了。
最後の3組目に画面が切り替わると、あれ、開始直後とあまり画面が変わっていない・・・。なんとここは、近年珍しいスペル主導系ブックが場を支配していたのだった。自分は土地をほとんど取らず、アースシェイカーで敵領地レベルをリセットして現金(魔力)のみで勝ち抜けようとする戦法だ。この組には、今回の決勝唯一の女性セプターがいて、その意味でも注目の試合だったのだが、多分こんなブックとは戦ったことは無かったろう。ちょっと運が悪かった。他のセプターも、うかつにレベルが上げられず、苦しんでいるようだった。しかし、最後の最後、機を狙っていた(ここまで、良く耐えた・・・)2着のセプターが一気に土地レベルを上げ、大逆転。まさに知略の戦いだった。
ということで、本大会進出の3人が決まった。さともさん、SINKさん、カーンさん、おめでとうございます!

決勝戦のあとは、エキシビジョンマッチとして、ファミ通のあらじ氏と3人が本大会マップ「鳥羽根揚羽(トリバネアゲハ)」での試合を行うこととになっていた。おそらく3人はこのマップで戦うのは初めてだろう。あらじ氏もあえて事前にこのマップを試さなかったそうである。
このマップは聖堂があるので護符の運営が重要だ。しかし、護符を買うためには少し遠回りをしなければならない。そんなコンセプトのマップだ。あらじ氏はこのマップに、大会では久々の無属性ブックを投入した。これが功を奏し護符レースで先んじることに成功、終始有利な試合展開となった。他のセプターもそれぞれ工夫を凝らしたブックで健闘。なかなかもつれあった戦いだったが、最終ラウンドあらじ氏トップの状態で、それを追うセプターがミスプレイし(みなさんここまでの戦いでかなり疲労してたはず。無理も無い・・・)、逆転のチャンスを逃してしまう。ということで、エキシビジョンマッチの勝者はなんとあらじ氏となったのだ。本人恐縮しまくり(笑)だったが、いやいや、大胆なブック構成に駆け引きで、さすがと納得させられる試合でした。

大会マップ「鳥羽根揚羽」は、聖堂がある。コンセプト的には、護符を買うためには距離のデメリットを強いられるのため、護符頼り派と護符無視派が拮抗すると面白いと思ったのだが、今回のエキシビジョンを見る限り、やはり土地の攻防よりも護符の争奪に焦点がシフトするようだ。特に1属性ブックを使用していて、その属性の護符を他セプターに大量に買われてしまうと、レベルアップしにくくなり、その結果護符頼り派にゲームを掌握されてしまう。これをどう回避するかが、通行料派の攻略ポイントになるだろう。

まあ、ともあれ、久々の護符あり大会で、最近の大会とは少し毛色の違った戦いが繰り広げられるのではないかと思っている。ぜひ各店舗予選を勝ち進んで、大会マップでの戦いを体験して欲しい。

大宮ソフト

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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