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大宮にあるから大宮ソフト

いや~久々。

今回も海外版の話題なのだが、これは日本セプターの皆さんも興味あるかな、と思う。

先日、韓国版カルドセプトIIの大会がソウルで催された。そしてなんと、大宮ソフトはそこに招待していただき、観戦させてもらう機会に恵まれたのだった。

我々が見たのは決勝だけだが、今大会では同盟戦(あちらではギルド戦と言う)と個人戦の2つが行われたので、2つの決勝を見ることが出来た。
長くなりそうなので、今回は最初の試合、同盟戦について書いてみたい。メンバーは次の方々。

  • リュウヅ、wraith (H2ギルド)
  • バクドンジン、恐喝機動隊 (駅村ギルド)

そう言えば、大会レベルの同盟戦を生で見るのは初めてだった。3人以上の個人戦だと、1人の相手への攻撃は第三者を利することがあったり、過剰な攻撃は集中報復を招く恐れがあったりする。しかし、同盟戦は、事実上一対一の戦いのようなものである。魔力を惜しまぬ容赦ない対人攻撃や、報復を恐れぬ執拗な領地奪取が可能だ。同盟戦の試合は通常の大会とは一味違った展開が予想される。

この試合も、予想通り潰し合いの様相を呈していた。しかし双方のブックのタイプは全く異なっていた。H2ギルドは敵セプターにスペルを連発し、行動を制限する妨害系のブック。駅村ギルドは、レインフォースとデコイのコンボを使った領地強奪系のブックだった。H2ギルドは序盤からホーリーワード0やバックワードを連発し、敵方の行動を制限していく。同時に妨害系クリーチャーであるウィッチや、同系統ブック対策のシャラザードを配置。

このチームの連携は絶妙で、連発する足止めスペルにより駅村ギルドはなかなか先に進めず、何度も魔力を吸われたりして、かなり苦しめられていた。しかも、H2ギルドの配置するクリーチャーは機能系のものばかりで、レインフォース+デコイの餌食にするには物足りない物ばかり。それでも強奪チームは少ない魔力を搾り出し地道にレインフォースを放っていく。

中盤もH2ギルドの攻撃は続くが、レインフォースも徐々に効果を発揮してゆき、ぼちぼちデコイもマップ上に現れてきた。しかしH2ギルドはテレグノーシスを使用したりして、間一髪のところでSTを上げられたクリーチャーを交換。同時に、徐々に地形を合わせ、火のシャラザード連鎖、風のウィッチ連鎖、地のレーシィ連鎖が完成しつつあった。それでも、今回は目標12000Gということで、レベルアップはまだ行わない。駅村ギルドのブックの性質もあり、うかつには上げられないのだ。上げるときには一気に勝負を付けるしかない。

万全の体制が整いつつあり、あとはレベルアップの機会を待つばかりのH2ギルドだったが、ここにきて妨害スペルとクリーチャー交換のテンポに息切れが出始めた。と、機を見計らったように、駅村ギルドのデコイが、連鎖を崩し始める。これまで終始冷静だったH2ギルドにわずかな動揺の色が見えた。一方、苦しい戦いながら明るいプレイの駅村ギルドは、いよいよテンションが上がる。

しかし、ついにその時がやってきた。これが機と見たH2ギルドは、堰を切ったように次々と領地のレベルアップを始める。駅村ギルドは撃墜を試みる。もし高レベル領地を奪うことができれば、一気に逆転も夢ではない。だが、H2ギルドもレベルアップする場所は考えている。移動侵略のしにくい場所を選んでレベルを上げているため、駅村ギルドは効果的に攻撃を行うことが出来ない。その攻撃は今一歩及ばずに時間切れでゲーム終了。領地を守りきったH2ギルドの勝利に終わったのであった。

冷静沈着なH2ギルド、連携が凄かった。その「あ・うん」の呼吸は、前半の駅村ギルドをほぼ行動不能に陥れるほどだった。また、クリーチャーの選択や、テレグノーシスの使用タイミングも絶妙だった。H2ギルドのお二方、優勝おめでとうございます!
対して駅村ギルドも、負けたとは言えコンボブックでの戦略はすばらしく、後半の巻き返しは逆転もありえるものだった。いやいや、いい試合でした。

とりあえず、今回はここまで。個人戦についてと、韓国大会の雑感などは、次回追って報告したい。 TO BE CONTINUED!!

大宮ソフト

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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