2017/07/20
さて、アーモダインの発売日も迫り、ゲーム情報誌では、
例の如くレビュー記事なども記載されたりしております。
カルドセプトPS以降、かなりぬるま湯につかっていた感のこのコーナーですが
(まあ、それでも毎回ドキドキはしていたんですが)、
今回、初めてカルドセプト以外のタイトルで、レビューを斬るということになります。
さて、結果は!?
誌名 | 評点 | 備考 |
---|---|---|
週刊ファミ通 | 8/8/7/6 | (各10点満点) |
電撃PlayStation | 80/85/75/65 | (各100点満点) |
週刊ファミ通 2007 3/2号
ううう・・・惜しい。もう1点でシルバー殿堂でした・・・。
それにも増して、最初のカルドセプト(サターン版)の時の点に2点足りないのが、悔しい・・・。
でも、考えてみればいい点数なんですけどね。カルドで感覚がマヒしてしまってるだけで、得体の知れないオリジナルタイトル(苦笑)で、これだけの点数をもらえたのですから、感謝です。
その上、「オススメ!」を2人の方が付けてくださっていて、個人的には、単なる点数よりも嬉しいです。「万人受けかは分からないけど、俺は好きだよ」みたいな感じが、この作品のテイストにも合っているように思えます。
さて、各レビュアーさんのコメントは・・・。
基本的には、誉めてくださっている部分が多いのですが・・・地味っていうのが、目に付きますね・・・。
まあ、確かにそうかもしれません。今や巷にPS3などの美麗ソフトも出回ってますし、ストイックなアーモダインは地味に見えますね・・・。
戦闘シーンについて、「テンポのよさは特筆」という方と「デモがもう少しサクサク進めば」という2つの意見がありました。戦闘シーンは、このタイプのSLGとしては、確かに特筆モノのテンポの良さだと自負しています。
ただ、どんなSLGでも戦闘シーンはカットするとか、マップ上で演出のあるSLGでもイラつく方には、後者の感想もありえるかもですが・・・。
「キャラや世界観に魅力的な部分が少ない」という意見は、まあ、好みかなと思います。
個人的には、むしろ最近のロボアニメなどのキャラや世界観にあまり魅力を感じられないでいました。アーモダインはそういう意味で、自分が好きだった80年代のSFロボアニメをリスペクトしたつもりです。
もっとも、今そういうアニメが少ないのは、ニーズも少ないからなんだろうなと思うと、この意見もさもありなんという感じですかね・・・。
ただ、「オリジナリティーがあまり感じられず」というのには反論したいですね。これはまた後ほど。
電撃PlayStation2007 2/23号
点数の傾向は、ほとんどファミ通さんと同じ感じですが、平均点は若干上です。ありがとうございます!
コメント内容も、けっこう誉めてくださってます。
「テンポよくプレイできてゴキゲン」「新しいタイプのゲームを積極的に楽しめる人にはぜひ」・・・このあたり、こちらのプッシュポイントを的確に語ってくださってます。やはり、わかる人にはわかりますネ!
あと、「インディペンデントシステム」への言及も多いですね。念のために言うと、ユニットは信頼さえ充分に上げておけば、だいたいは指示通りに動きますよ。
「情報の見せかたや操作性にイマイチなところが」という意見も。
ミッションに関してはかなり快適な操作系だと自負しますが、色々試行錯誤で組み上げていった運営パート部には、ややこしく思える部分もあるかもしれません。
特にハンガー周りで(通常は問題ないのですが)、ミッションによって機体を大幅に変更しなければならない状況が稀にあり、その時はちょっと面倒なことも。
あと、対戦モードの編成周りも、上記と同じ手間のあることは自覚してます(かと言って、そのためだけに特殊な操作を用意するのも複雑化すると思い、今の形になってるんですが・・・後から考えれば、もう少し方法はあったかも)。
総論です。
オリジナリティーに関して言及すると、確かに「今までに見たことも無い」・・・というほどではないとは思います。ただし、「ユニーク」「新しい」と言ってくださっているレビュアーさんもいます。このような構成のゲームは珍しいと思うので、その点は評価して欲しいですね。
今日びはむしろ、様式化されたSLGシステムを土台に「ドミノシステムで一発逆転(実在のゲームとは関係ありません)」みたいな、本来の「シミュレート」部分を否定するようなシステムを付加し、オリジナリティーを感じさせているゲームも多いと思います。
例えるなら、敷かれたレールの上を従来の3倍のスピードで突っ走り(その瞬間には爽快感を感じさせてくれるが)、到着してみると目的地と違う駅だった・・・という感じかなと。
アーモダインの場合、本来の「シミュレート」の面白さというものを引き出すために、今までと敢えて別のルートを使っています。
敷かれたレールから脱輪し、ありえないルートを通って(いつもと違う景色を見られますよ!)ガタガタ走りまくるが、最後には目的の駅にちゃんと到着する・・・そんな感じだと思っています。
いや、実際は面白ければ、レールの上を走ろうがどうしようが、関係無いんですけどね・・・。逆に言うと、今回は、そのレールの上を走りたくないということや、SLGの「意義」なんてことにこだわりすぎて、暴走してしまってるのかもしれません。新しい切り口を求めるあまり、少し実験作品的なニオイもするんじゃないかな、とも・・・。
(こんな企画を許してくださったSCEさんに、本当に感謝しております)
ただ、これだけ暴走したにも関わらず、レビューでこれだけの評価をもらえて、ちょっと安心はしました。とりあえず、及第点といえるクオリティはあると言っていいんじゃないでしょうか?
(いや、私自身は、不世出の傑作だと思っていますよ!!)
と、いうことで、アーモダイン、よろしくお願いします。
選ばれし方々にのみお送りする少数生産(・・・)になっておりますので、ピンと来た方は、お早めに確保することをオススメいたします!!