２０００年を振り返って

今年は、水面下ではものすごく大変なことになっていた（進行形）のだが、対外的にはほとんど音沙汰無い状態だったので、ユーザーの方々にしてみれば、死んでいたのと同じだったかもしれない。その間をかろうじて金子先生のコミックスがつないでいてくれたのだが、こちらは単行本も出て、評判も良かったようなので、大宮としてもうれしい出来事だった。

そのカルド２もやっと露出第一弾ができたし、先日は途中バージョンを猿楽庁に送り、バランスチェックを兼ねて触ってもらうこともできた。結果、露出にはそれなりの反響があり、猿楽さんからは「前作よりさらに面白くなっている」という心強い意見がもらえた（もちろん修正点も結構あったけど）ので、ちょっとほっとしている。

個人的なことを言えば、今年は忙しさもあってあまりゲームができなかったかなあ。先日、猿楽でも「神宮さん、ゲームやるんですか？」と聞かれ、最近あまりできなかったので口篭もってしまった。この質問には「ゲームを作っている人は存外ゲームをやらないものだ」というニュアンスが含まれているように感じたが、そんな人間に思われるのは不名誉なので弁解すると、私はとてもゲームやります、ほんとに。

今年プレイしたゲームで印象に残ったのは（実名出しちゃうよ）、家庭用ではまず「ベイグラントストーリー」。ビジュアルがいい。さらに、私はあまりムービーやイベントシーンを評価しない性質なのだが、これは凄いと思った。あと「シェンムー」。いろいろ言われるが、私は評価します。皆がクリアできるようにと細かい心遣いがされているところなど、デザイナーの立場としても感心させられました。それから、普段時間取れない分、通勤で携帯系をやることが多かったが、中では特に「コロコロカービー」かな。ＧＢは、書き換えでの掘り出し物も多かった。ちなみに今はスワンでＦＦ１。ＦＦ１は私の心のベスト５ゲームに入るもので、ノスタルジーにも浸りつつプレイしてます。

次はゲーセン。シューティングは新しいのを見つければ必ず１回はやります。いいのもいろいろあったなあ。で、一番印象に残ったのは「オーシャンハンター」。え、これ、今年のゲームじゃない？セガさんＤＣに移植してくれないかな…。
その他では、ディアブロ２か。まだまだひよッ子で、語れるほどのものはないが、面白さは現段階でも充分堪能できてます。もちろん、カードゲーム、ボードゲームの類もやりました。さすがにＴＲＰＧは全然できなかったな。

（上記、語尾がばらばらなのは勘弁してください。他のゲームを語る時は素に戻ってます）

と言うことで、私がゲーム好きであることは分かってもらえたと思う。最後に、こんな私から、今年を振り返って一言言わせてもらいたい。

「こら、ニュースやワイドショー！少年犯罪が起こるたびにゲームの影響って言うな！ＴＶやマスコミの影響の方がよっぽどでかいと思うぞ！」

あーすっきりした。皆さん良いお年を。