2017/07/20
2001年11月2日、カルドセプト・コンプリートイラストレーションが発売される。いち早く大宮ソフトには見本が届いた。自分自身でもすでに予約はしてあるので、見てしまうのはもったいないとも思ったが…見てしまった。
すごい…。まず、ハードカバーっすよ。硬いっすよ(あたりまえ)。そして、フルカラー。全てのカードが出ている。そう、セガサターン版のころのやつから全部!レジェンドとか、メテオストームとか、懐かしいなあ…。さらに、ジオラマカット(画廊で出る奴)や、登場キャラクターイラスト、かねこ先生のコミックスの表紙絵まで入っている。まさにコンプリート。
ずらっと並んだカードを見ると、開発中からずっと見てきた物にもかかわらず、今更ながら感嘆の声を上げてしまう。壮観なのだ。TV画面で見るのよりもくっきり細部まで見えるからか?開発中の絵チェックではMac画面で見ていたのだが、それに近いかもしれない。あの時の新鮮な感じがよみがえってくるようでもある。
絵が綺麗なのももちろんなのだが、もう一つ、ゲームデザイナーとして言わせてもらいたい。カルドセプトのクリーチャーはそのほとんどが伝承に登場する物である。特にセカンドでは、かなり原典に忠実に描いてもらったつもりだ。つまり、この本はモンスター図鑑としても使えるのである。フルカラーでこれだけの数を掲載しているモンスター図鑑なんて、私自身も見たことが無い。この手の資料としても十分価値があるものだ。各ゲームメーカーやゲームスクールの皆さん、お1つどうです?
まあ、画集発売は、カルド製作中から願っていた大宮ソフトの夢でもあったので、それが実現してちょっと舞い上がっているかもしれない(言わば自己満足のようなものだ…)。浮かれ具合は勘弁して下さい。