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ファンタジー映画ブームが来た?

time 2001/11/30

ハリー・ポッターが映画化され、近日公開となる。私も楽しみなのだが、腑に落ちないのが、なぜこんなにみんなが熱狂しているのか、ということだ。今までファンタジー映画なんて、あまり見向きもされなかったのに…。ま、本が売れたからっていうのが一番大きいんだけど、そもそもただの「ファンタジー系児童文学」であるこの本が、なぜこれほど多くの人に好まれたのか、という所からして不思議だ。いや、私みたいな人間が好きになるのはあたりまえとしてもね。ハリー・ポッターは作者のファンタジーマニアっぽいところにも好感が持てる(なぜ、グリフォンじゃなくてヒポグリフなんだ?とか、バジリスクの弱点なんて普通知らねーよ!とか…)。

考えてみると、「千と千尋」もファンタジーだな。大ヒットしているし、私も面白いと思うが、筋書きやテーマが「ラビリンス−魔王の迷宮−」(ジム・ヘンソン&ルーカスフィルム。あまり評価されていない…)とほとんど同じだと思うのだが…。いや、だから「千と千尋」がダメだというのではなく、「ラビリンス」ももっと評価されていいんじゃないだろうかと思うのだ。

しかし、理由はともあれ、ブームになってファンタジー映画の地位が向上すれば、大変うれしい。なにしろ、今まで日本未公開だったり、打ち切りになったり、ないがしろに扱われる事が多かったからなあ。しかも今度、あの「指輪物語」が映画化されるのである(しかもキャラなどがかなりイメージどおり!)。これは是非この機に乗じて大々的に扱われて欲しいものだ。少なくとも、日本未公開だけは避けたい。大ヒットすれば三部作の後に、この流れで「ホビットの冒険」まで製作され(すでにされているという噂もある)、公開されるかもしれない。個人的には「ホビット」の方が物語としてはよく出来ていると思っているので、ぜひ映像化して欲しい。がんばれ、ファンタジー映画!「D&D」や「ドラゴンハート」(私は好きだ!)の悲劇を2度と繰り返すな…。

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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