2017/07/20
このたび、カルドセプトが小説になりました!しかも、上下巻の2冊です。カルドIIEXも発売から半年も経つ今日この頃ですが、カルドの世界がまた一つ広がろうとしています。
もちろん、大宮ソフトが監修しています。ということで、いち早く読ませていただきましたよー。ありがたいことに、作者の冲方先生もカルドセプト経験者なんですね。原稿チェックはさせてもらったのですが、あのカルドのややこしい世界観をちゃんと理解して下さっていて、ほとんど何も言うことありませんでした。
今回の小説版は、カルドI(リュエード)でもII(ソルタリア)でもない、別の世界の物語ですが、どちらかというとIIに近い感じです。登場するクリーチャーやキャラクターなどがIIを踏まえたものになっています。かねこ先生のコミックス版がIの世界観を踏まえたものなので、これでI、IIがそろった感じですね。
見所は色々で、登場キャラは魅力的だし(イラストのさめだ先生の絵もいいです!)、派手なバトルシーンあり、ラブコメちっくな部分もあり、しかも基本的にはシリアス路線で、絶妙なバランスです。特に私的にオススメなのは、小説中でゲームの「ルール」を解釈してもらっているところです。例えば、領地とは何か?通行料とは?同盟とは・・・??ちゃんとこれらが劇中で意味を持っているんですねー。カルドファンだったら、もうニヤリとしまくりなこと請け合い。カルドを知らなくても、一つのファンタジー小説として楽しめます。むしろこれでカルドファンになって、ゲームも買って欲しい・・・。